日々の忙しさから解放されるバスタイムは、心身の疲れを癒やす貴重な瞬間です。 しかし、一人暮らしをしていると、「今日は疲れたからシャワーだけで済ませよう」と考えることも少なくありませんよね。
特にシャワーのみを利用する場合、放置している浴槽の清掃についての疑問が生じます。
使用していなければ、清掃の必要性を感じないかもしれませんが、その実態については気になるところでしょう。
本稿では、浴槽を清潔に保つための定期的なメンテナンス方法、シャワーエリアのお手入れ法、及び浴槽を使用しない期間の適切な管理法についてご案内します。
シャワーのみ利用のバスルーム清掃頻度は？
シャワーのみでのバスルーム利用における清掃頻度としては毎日手入れをするのが理想ですが、多忙を極める日々ではそれが難しい場合、最低限として週に一度は浴槽を清掃することをお勧めします。
シャワーを使用する際には、どうしても水しぶきが散り、それが放置されるとカビや水垢、湯垢の原因となり得ます。
シャワー時に浴槽の蓋を閉めておけば問題ないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には蓋も湿気を帯びており、それがピンクの汚れやカビの発生に繋がります。
加えて、浴槽の蓋自体も週に一度は浴室用の洗剤での清掃を行うことが重要です。
そして、蓋を閉じた状態で放置すると、浴槽内に湿気が溜まりやすくなるため、蓋を取り除き、浴槽内部もしっかりと乾燥させることが推奨されます。
バスルーム清掃の推奨頻度
日々使用するシャワールームの掃除をする理想の頻度は、実際には毎回の使用後に掃除することです。
「本当に毎日清掃が必要？それって大変そう」と感じるかもしれませんね。
しかし、日常的に使用するシャワールームに関しては、頑固な汚れを防ぐために、少なくとも隔日で浴室専用の洗剤を使用して洗浄することが望ましいです。
皮脂や石鹸の残りかすは、カビやその他の汚れの増殖に繋がるため、速やかに除去することが推奨されます。
また、カビが発生しやすい湿度も、バスルーム内には残さないようにすることが重要です！
窓や浴槽掃除に役立つスクイージー
100均などでも買えるスクイージーなどを活用して、使用後に水分を払い、その後は換気を心がけると、カビの生育を抑制できます。
私自身もバスタイム後にこの方法を実践しており、ピンク色の汚れや黒カビの発生が著しく減少したため、この方法をお勧めします。
徹底的なシャワールーム清掃のステップ
毎週実践するとカビやピンク汚れを遠ざけることができる、簡単ながらも効果的な浴室の掃除方法をご紹介します。
- 天井は、アルコール溶液を染み込ませたクロスを用いたクイックルワイパーで拭きます。
- 床にあるアイテムの底部を、浴室用洗剤で念入りに洗浄します。
- シャワーヘッドやホースは、洗濯用洗剤で磨きます。
- 鏡や水栓は、通常の浴室洗剤で掃除し、頑固な汚れにはクエン酸を使用します。
- 排水口の清掃も忘れずに行います。
- 最後に余分な水分を除去し、換気をして終了します。
掃除は上部から下部へという原則に従って、まず天井から始めます。天井のカビ予防にはアルコールが効果的ですが、直接天井にスプレーするのではなく、クロスやワイパーに適量を吹きかけて使用しましょう。これは、目にアルコールが入るリスクを避けるためです。
壁や水栓、シャワーのドアなども同様に洗浄し、最終的に排水口の掃除に移ります。排水口は、古歯ブラシを使って細部まで丁寧に掃除し、封水筒を含む全パーツを浴室洗剤で洗浄します。
これらのステップを踏むことで、湿気を抑え、カビや汚れの発生を最小限に抑えることができます。最後にしっかり換気を行い、清潔なバスルームを維持しましょう。
浴槽の清潔保持法：基本から徹底洗浄まで
シャワールームの清掃が終わったら、次は浴槽の手入れに取り掛かりましょう。日常の忙しさの中でも、浴槽を清潔に保つ方法は意外と簡単です。
浴槽の基本清掃方法
- 浴室専用の洗剤をスポンジに取り、浴槽の内側を丁寧に洗います。
- 浴槽の周辺や隙間にあるパッキン部分は、細かい汚れが溜まりやすいため、古い歯ブラシでこすり洗いしましょう。
- 洗剤を使用した後は、水でしっかりと洗い流して洗剤残りがないようにします。
パッキンの清掃は特に重要で、スポンジでは届きにくい細部のカビ予防に役立ちます。洗剤が残ると浴槽の変色の原因にもなるので、十分なすすぎが必要です。
徹底的な浴槽清掃法
浴槽に根強く残る汚れを取り除くためには、もう少し手間をかけた掃除が有効です。
- 重曹スプレーを浴槽に吹きかけ、5分ほど放置した後、スポンジで擦り洗いし、その後水で流します。
- 同様に、クエン酸スプレーも使用し、5分放置後にスポンジでこすってから水で洗い流します。
重曹とクエン酸は、それぞれがアルカリ性と酸性の汚れに効果的です。
しかし、これらを同時に使用すると効果が中和されてしまうため、別々に使用しましょう。1本ずつ準備しておくと、浴槽だけでなく、様々な場所の清掃に役立ちます。
実際にこの方法で浴槽を清掃すると、表面が滑らかになり、見た目にも心にも清々しい感覚を得ることができます。
利用していない浴槽の活用法はある？
もしも自宅の浴槽を使っていない場合、それをただのスペースとして見過ごすのはもったいないです。浴槽は様々な方法で有効利用できます。
浴槽を収納スペースとして使う
浴槽を活用して、バスルームをもっと整理整頓できます。
水に濡れても大丈夫なアイテム限定で、例えばシャンプーやボディソープのボトルを収納するのに最適です。
収納の際には、ぬめりを防ぐためにラックを使用すると良いでしょう。
浴槽での浸け置き洗い
また、浴槽は洗面用具やぬいぐるみ、タオルなど、汚れが気になる物品を酵素系漂白剤で浸け置き洗いするのに非常に便利です。
この方法なら、アイテムをキレイにするだけでなく、浴槽自体の掃除も手間なく行えます。
使用する際は、製品の指示に従って適量のお湯を加え、汚れをしっかりと落としましょう。
酵素系漂白剤は、浴槽での使用以外にもキッチンや洗濯機の清掃にも役立つため、一つ持っていると家中の掃除に活躍します。
これらの方法を取り入れることで、使用していない浴槽を有効活用し、同時に生活空間をより機能的にすることができます。
シャワー使用時の浴槽掃除頻度まとめ
シャワーのみを利用している場合の浴槽の清掃頻度について解説しました。
日々の忙しさの中でも、清潔な浴室を保つことは重要です。
理想としては、毎日の軽い掃除が推奨されます。
しかし、忙しい日々を送る多くの人々にとって、毎日の徹底的な清掃は現実的ではないかもしれません。
そのため、日常的には手軽な清掃で対応し、週に一度はより徹底的に浴槽を清掃することをお勧めします。
自身のライフスタイルに合わせた清掃方法を見つけ、カビの発生を防ぎ、いつも清潔な浴室を保つことが出来ると良いですね。。
